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SSD(高校3年生)お互いを知る/リサーチブックのテーマを考える

  • 2022.04.15
  • 授業

いよいよこのWWLコンソーシアム構築支援事業の取り組みとしても最終学年の学び、SSR(Sustainable Society Research)からSSD(Sustainable Society Design)へと展開します。本来なら、昨年はヨーロッパへの研修旅行を経て最終学年へと進む計画でしたが、新型ウィルス感染拡大の影響でスケジュールを変更せざるを得ませんでした。その中であっても、京田辺のまちづくりを探求したことは、自分たちの学校の地元を知り、まちづくりに携わる方々と直接触れ合う貴重な機会となりました。3年間を通じて学ぶこの講座では、多様な専門分野の教員が関わるチームティーチング形式での授業も大きな特色の1つです。今年のSSDの担当は社会科の帖佐香織教諭と英語科の山田ショーン教諭です。英語と日本語、そしてもちろんドイツ語や韓国語、中国語でも多言語の飛び交うグローバルなクラスになればとも考えています。

 

【SSDで身に付けて欲しいこと/取り組むこと】


高度なリサーチのために必要なアカデミックスキル/課題解決のためのさまざまな方法論/グループワークに必要なスキル/答えが1つでない問いに向き合う姿勢/「社会」をつくる一員であることの自覚/まちづくり・SDGs・社会・経済についての知識等


国内外のフィールドワークも予定しています。

1人で取り組む、グループで取り組む、得意不得意が誰にでもあります。お互いを補い合うグループワークは社会でも必要なスキルとなります。多様な社会では答えは1つではありません。このような際にもグループで意見を出し合うことは不可欠です。社会参加は投票だけでなく、日ごろの買い物などの1人1人の選択が社会を変えることにつながっているなど、それぞれが社会を構成する一員であることに気付き行動して欲しいと考えています。

 

【work1 お互いのことを知る】

1人3分程度の自己紹介をしましょう。

教員の紹介とメッセージ


帖佐香織教諭(社会科)

日本以外では、台湾、パリに住んだ経験あり

趣味はバレエやダンス、オペラ鑑賞/都市巡り/アロマセラピー

ストレス解消は、1人でいることも好きだが、最近は気の合う人との会食やおしゃべりを楽しむことが息抜きに

住んでみたいのは、住みやすさや公平さ、人々が幸せそうに日常を送る、文化的な面から、コペンハーゲン、ロンドン、台北、パリ

最近の関心は、GAFAと呼ばれる、それぞれの分野で市場を席巻している大資本によるサブスクビジネスへの疑問


山田ショーン教諭(英語科)

生まれも育ちもアメリカミネソタ、アイリッシュアメリカン

秋田へ留学、その後東京、そして京都へ

趣味は、海軍での経験もあり格闘技

将来住みたいのは京都市内、地元の人との交流もしたい

最近の関心は、弓道などの武道を始めてみたいこと

このクラスは、global education、カリキュラムにない学び、自分も知らないことばかりでとても面白い、国内生、帰国生が相互に学ぶこともたくさんある

長期の目標としては京大で言語にかかわるドクターを取ること


【リサーチブックのテーマを決めよう】

過去のこの講座の卒業生が制作したリサーチブックは3冊あります。

1冊目:「SGH校生が調べたドイツ流環境思想図」

ドイツ研修旅行を経て、環境先進国ドイツをリサーチの対象とした環境政策について

2冊目:「WWL高校生が調べたデンマーク・京都の環境理想図」

デンマークを中心とした欧州研修旅行を経て、デンマークと京都のそれぞれの環境対策について

3冊目:「WWL校生が調べた環境に配慮したドイツの街づくり」

環境問題から身近なまちづくりに焦点をあて、ドイツのまちづくりについて

 

修正や改良を重ねて、内容の詰まったリサーチブックになっています。この講座でも、自分たちのリサーチブックを制作するにあたり、まちづくりに関して自分たちの興味、関心のあること、テーマとなることを過去の学びも踏まえてそれぞれが思い描いてみてください。話し合うことで新たな分野への興味が生まれるかもしれません。たくさん意見を交わしていきましょう!そしてもし状況が許すようになれば、リサーチしまとめたことを確認するための研修旅行に行くことも目指したいと考えています。