SSR(高校2年生)『地域・都市の社会学』章ごとのプレゼンテーション3
- 2022.07.05
- 授業
『地域・都市の社会学』を読み、グループごとに各章を担当してまとめたものについて、引き続き生徒たちがプレゼンテーションを行い、ディスカッショントピックについて話し合います。今日の4章のグループ発表で章ごとのプレゼンテーションは最後です。
●第4章 グローバル化とどのように向き合うのか─再生産領域への労働移動から考える
グローバル化のなかの世界都市、そもそもグローバル化とは?社会生活のモバイル化、情報テクノロジーの進歩により世界規模の社会関係が強まる。グローバル化によって生じた様々な格差、問題を検証する。日本の再生産領域で働く移民の例として、フィリピンからの移民を取り上げ現状を知る。移民から選ばれる日本になるためには。
グローバル化に伴う議論はどのようなものがあるか
ジョン・アーリの5つの領域「戦略・イメージ・イデオロギー・スケイプ・フロー」
ジェンダー差別の定着、地域によって女性内でも格差
労働不足の日本と受け入れられた移民の現状(現場)についてもっと知るべき
【全体のプレゼンテーションを終えて】
(良かった点)
・各自が分担した役割をきちんと果たしていた。
・提出の期日もきちんと守られていた。
・パワーポイントを使うグループがほとんどで、視覚にも訴えるという意味でとてもよかった
・これからまちづくりをさらに深く学ぶ上で、「社会学」の知識を身に付けたことは、新しい気付きや興味のあるテーマを見つけるうえでも有意義であった。今後のリサーチにおいてもよりよい分析ができると思う。
(改善点)
・内容の違いもあるが、プレゼンターによってわかりやすい、わかりにくい点があったと思うので、今後に活かして欲しい。
・グループワークで役割分担は必要だが、同じ本、同じチャプターをまとめる場合に、せめてグループでは発表のスタイルや資料の規格は統一したほうがいい。
・それぞれの箇所のプレゼンテーションのあとには、その章全体の総括やまとめがあったほうがよい。
【課題】
引き続き、教員がGoogle Classroomに挙げたディスカッショントピックについて、しっかりと本、プレゼンテーションを振り返ってまとめてください。
まちづくりに関する課題図書から(もしくは自分で本を探す場合は相談)1冊を選び、精読、内容の要約と、自分の考察をまとめてみましょう。
【課題図書】
1「 デンマークのスマートシティ」 中島 健祐(学芸出版社)
2 「フライブルクのまちづくりーソーシャル・エコロジー住宅地ヴォーバン」 村上 敦(学芸出版社)
3 「イタリアのテリトーリオ戦略 」 木村 純子(学芸出版社)
4 「余韻都市‐ニューローカルと公共交通」 中村 文彦(鹿島出版会)
5 「スローシティー世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 」 島村 菜津(光文社新書)
6 「地域✖️クリエイティブ✖️仕事」 服部 滋樹他(学芸出版社)
7 「ポートランド 世界で1番住みたい街を作る」 山崎 満広(学芸出版社)
8 「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか」 ヴァンソン藤井由実(学芸出版社)
楽しく有意義な夏休みを過ごしてください!