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SSR(高校2年生)フィールドワーク -報告

  • 2022.01.11
  • 授業

3学期、年明けの初講座となります。前学期に4つの研修先を訪れた生徒たち、今日はそれぞれを訪れたグループに分かれて、訪問先で知ったこと、学んだこと、印象に残ったこと、そこから考えたことなどを振り返りました。そして、その内容をポスターにまとめ、写真なども交えながらグループごとにクラス全体に報告しました。そこに行っていない生徒たちも、訪問した生徒たちと同じように情報を得る機会となりました。

 

【振り返りと情報共有】

4つの訪問先の報告より一部抜粋

●松井山手エリア

京阪電鉄不動産が開発に関わる比較的新しいエリアであり、「太陽と緑と健康の街」というコンセプトの元、それぞれの訪問先では近隣の住民が喜ばれる場所としての工夫が感じられた。特に子育て世代にとって、短期的にではなく、そこに住みたいと思わせる開発の工夫と未来への展望があった。

●甘南備エリア

訪れた「京田辺エコパークかんなび」は、ゴミの量を減らし循環型社会の形成を目指す。市が施設を提供し、完全な市民ボランティアが運営する「市と市民一体となった」組織。ゴミ処理場では、資源のリサイクルのためには捨てる側が知らないといけない知識が多くある。

まちづくり=ゴミ処理、この2つは深く関係していると実感した。

●新田辺エリア

単なるショッピングエリアとの違い、商店街の定義が「皆で力

を合わせて、まちや地域を良くしていこうとする組織」であることを知る。新田辺東商店街では、未来に誇れる、ファン(信じるもの)をつくる、意志を受け継ぐ、ことをモットーにただ外から人を呼ぶことだけに固執せず、温かなコミュニティーや新しいアイディアの創造で活性化を模索している。メディアを活用した周知活動の努力とその影響力も知った。

●普賢寺エリア

目的地の「ふれあいの駅」は京田辺中心地からは、バスの本数も少なく、またかなり歩く場所にある。産地であるお茶、周辺農家から届く新鮮な野菜を中心に販売され、直売所、休憩所として親しまれている。充実した産物の移動販売というアイディアも湧いた。

抹茶アイスもすごく美味しい!

 

【各グループのポスター】

 

振り返りと、共有の様子から、どのグループも活発に意見が飛び交い、それぞれのグループが訪問先での探求を楽しみ、新しい発見があった様子が伝わってきました。そして、例えば施設の特徴などで訪問時には気付かなかったことも、振り返りの中で理解を深めている場面もありました。

今後は、こういったエリアの特徴や、実際に現地で運営されている方達の工夫や苦労といったお話から、京田辺市のより良いまちづくりのための自分たちのアイディアを立案、検証し、さらに具体性、実効性のある提案へと繋げていきたいと思います。