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SSS(高校1年生)住んでいる(住んでいた)まちの魅力

  • 2022.07.02
  • 授業

いよいよ夏休み直前、1学期最後の講座です。今日は先週のまちの魅力を伝えるためのスライド作りについて、いくつかの実例を見ながら観点の違う2人の教員の解説を聞くことで理解を深めます。そして実際のスライド制作に向けてのイメージを膨らませましょう。

 

●夏休みの宿題

『自分の住んでいる(住んでいた)まちの魅力を伝えるスライドを1枚作成しましょう』

住んでみてどのような魅力があるのか、住んでいる人ならではの視点でまちの魅力を伝えるスライドにしてください。まちの紹介など含まれますが、観光紹介ではない点に注意してください。

また夏休み明けには、これまでに取り組んだワークシートを提出してもらいます。

 

●スライドを作成するにあたって

昨年度のSSSの生徒たちも同じ課題に取り組みました。そこで、生徒や教員が同じ課題で作成した昨年のいくつかのスライドを紹介します。作る人によってスライドの個性は様々です。そこでスライドに対するいくつかのアドバイスを聞いて、自分のスライド制作に活かしてもらいたと思います。今回は、情報科の松野教諭、美術科の北川教諭の2人によるそれぞれの観点からの楽しい解説となりました。2人の協調するポイントは共通していますが、昨年2人がそれぞれの視点で修正したものを見ると、それぞれの個性が見られました。

【ケース1 ミネソタ】

松野教諭・北川教諭   写真に文字が重なり見辛くなってしまっているので、BOXを使い整理

【ケース2 新宿】

松野教諭  ①重要度で、黄色の色使いを他の色も交えて変える

北川教諭  ①良い面悪い面を〇×の視覚的効果で明白に ②主要な項目を中央に写真を加えてよりイメージを鮮明に

【ケース3 パリ】

松野教諭   ①中心線、三分割でバランス ②段落の文字のつなぎを見直し、大きさも揃える

【ケース4 メルボルン】

北川教諭  ①足りない情報や写真を加えてさらに整理された印象に ②アピールポイントの強調

 

【ケース5 サンノゼ】

松野教諭  ①3色国旗のような画面の縦3分割レイアウトに ②文字を真ん中に配置、背景は白でスッキリと

【その他の印象的なスライド】

・余白をうまく使い、余裕を感じさせられる(左 京田辺)

・背景の色を活かし格好よく、そして方言をフレーズに個性を活かす(中央 福岡)

・文字だけではない迫力で思いっきり自由に、まちの個性を感じさせるもの(右 成都)

など他にもその人にしかできない表現を感じる個性的なスライドがありました。

 

スライド(一枚絵)で伝えたいことは何か、誰に伝えたいのか、その街の特徴や魅力が伝わるか、そしてその他プラスαの要素はあるかを意識しましょう。正解は決してありませんがこの講座で学んだ基本的な要点を押さえて、自分だけの1枚を作って欲しいと思います。この夏は、周りを見渡して自分の過ごすまちに少し意識を傾け、今までに感じなかった部分にもぜひ興味を持ってみてください。皆さん有意義な夏休みを過ごしてください!