クッキーアワーを開催しました
- 2025.06.11
- イベント
教育開発センターでは毎年、「クッキーアワー」と呼ばれる交流イベントを開催しています。中学、高校と2日間に分かれて開催し、対象は長期間海外での生活を経て日本に帰国した生徒たちです。異なるクラスや学年を越えて顔見知りになり、同じ経験を持つ仲間と悩みを共有したり、そういう仲間がこれからのよき相談相手になればという願いもあります。また、教員が帰国生の日頃の悩みを把握し、サポートできることを見つけるための貴重な機会にもなっています。
今年のクッキーアワーには中学生39名、高校生36名が参加しました。まず、アイスブレイクとして「経験ビンゴゲーム」をしました。参加者は自分の海外経験を記したビンゴシートを使い、ランダムな会話を通じて共通点を持つ仲間を見つけるゲームで交流を深めました。打ち解けた後は、小グループで「この学校に入って驚いたことや困ったこと、良かったこと」などについてディスカッションをし、最後に内容を発表してくれました。クッキーをほおばりながら徐々に打ち解けていく生徒たちの様子がうかがえました。
「この学校は楽しい友達や変わった友達がいっぱい!」という明るい声があがる一方で、「通学が遠い」「駅からの坂道が長い」「授業が難しい」などのリアルな悩みも共有されました。また、「みんな優しく助けてくれる」「学食がおいしい」といった嬉しい意見も多く聞かれました。
教員からも、「この学校には多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まっています。その中で、一般生や帰国生、DIA生、内部生といったカテゴリーで友達を区別せず、一人ひとりの個性として接してほしいと思います。そうすることで、友達への理解が深まり、より充実した学校生活を送ることができると考えています」と話がありました。始まったばかりの日本での学校生活ですが、同志社国際が皆さんにとって安心できる居心地の良い場所であり、実り多き時間を過ごせる場所であるよう願っています。