この度、沖縄研修旅⾏中に発⽣した事故により尊い命が失われました。お亡くなりになられた⽅に深く哀悼の意を捧げますとともに、ご遺族の皆さまに⼼よりお悔やみを申し上げます。また、お怪我をされた⽣徒をはじめ、本件事故により⼼⾝に影響を受けられた⽣徒・保護者の皆さまにも、深くお詫び申し上げます。
また、本校が安全管理の⾯、教育の中⽴性の⾯で⽂部科学省および京都府から指導を受けることとなった事実を、重く受け⽌めています。
同志社国際⾼等学校は、これまで帰国⽣徒教育の先駆的な役割を担い、多様な背景を持つ⽣徒が互いに学び合う環境を育んできました。しかし、今回の事故は、こうした環境の基盤となる学校⽣活の安全管理に問題があったことを露呈するものとなりました。⽣徒のかけがえのない命を守る学校としての責務を改めて⾃覚し、まずは安全管理体制の抜本的な⾒直しを最優先に進め、新たな体制のもとで信頼の回復に向けて取り組みを徹底してまいります。
今回の事態を真摯に受け⽌めるからこそ、私たちは本校が⼤切にしてきた教育理念の原点に⽴ち返りたいと思います。⽇本の国際化が急速に進んだ 1970 年代、海外で教育を受けた⼦どもたちの帰国後の学びが社会的に注⽬されるようになりました。同志社の創⽴者・新島襄は、江⼾末期にアメリカへ留学し、正規の⼤学教育を修めた⽇本⼈として初めての存在であり、いわば⽇本初の「帰国⽣徒」と⾔えます。その新島襄の精神を受け継ぐ同志社が帰国⽣徒教育に本格的に取り組むことは必然であり、同志社創⽴ 100 周年の節⽬に同志社国際中学校・⾼等学校が設⽴されました。
1980 年に⾼等学校、1988 年に中学校が開校して以来、30 年以上にわたり、本校は「帰国⽣徒と国内⼀般⽣徒が共に学び、互いの経験を尊重し合う教育」を⼤切にしてきました。習熟度別クラスや課題解決型学習など、⽣徒⼀⼈ひとりの学びを⽀える仕組みを整え、以下の⼒を育むことを教育の柱としています。
- 1.深い知識
- 2.高い語学力
- 3.他者を認め尊重し、対等に意見交換できる力
これらの⼒を⾝につけた卒業⽣は、国内外の⼤学で研究活動の中⼼を担い、その後も国際社会で広く活躍しています。
今回の事故を決して⾵化させることなく、安全管理の徹底、教育の中⽴性の確保、そして学校運営の透明性向上に取り組みます。まずは⽣徒が安⼼して学べる学校⽣活を取り戻すことを最優先とし、その上で保護者・地域社会の皆さまからの信頼を取り戻せるよう、教職員⼀同が校⻑主導のもと教職員⼀丸となって、不断の改善を続けてまいります。
同志社国際中学校・⾼等学校は、多様性を尊重し、国際社会で活躍する⼈材を育成するという使命を持つ学校です。その使命を揺るぎないものとするためにも、新たな⼀歩を踏み出す今こそ、学校の原点に⽴ち返り、創⽴者新島襄の⾔葉である「良⼼を⼿腕に運⽤する⼈物」の育成という同志社の精神を改めて胸に刻みます。
同志社国際中学校・高等学校

