授業の中で能力を十分に発揮できるクラス編制
帰国生徒と国内一般生徒とでは、受けてきた教育内容が異なります。本校では、さまざまな環境で教育を受けてきた帰国生徒に対応するために、生徒一人ひとりの入学までの学習状況や入学後の習熟度合いに応じた習熟度別のクラス編成を行っています。 これにより、日頃のホームルームは同じクラスに属しながら、それぞれの授業では習熟度に合わせたクラスで学ぶことができます。生徒たちはそれぞれの授業の中で各自の能力を十分に発揮して、知識を身につけていきます。
少人数制・習熟度別クラス編成を採用している教科
国語、数学、理科、社会、聖書
国語、数学、理科、社会、聖書(宗教)では、大人数のクラス(Lクラス=large)と、少人数のクラス(Mクラス=mini)に分けて授業を行っています。Lクラス、Mクラスの授業内容は基本的に同じですが、未習熟分野があったり、日本語の力が十分でない生徒たちには、Mクラスでよりきめの細かい指導を行い、生徒の状況に応じて教材等柔軟に対応できるように配慮しています。(高校は情報・保健も習熟度別クラスを実施)
英語
生徒の幅広い英語力に対応するため、中学校で6段階、高校で4段階に分けてクラス編成をしています。
中学校
O (Outlook)英語の学習経験が十分にある生徒を対象として設置されたクラスです。この中でも、習熟度によってOa・Obに分けられています。
E (Experience)英語の学習経験が少しある生徒を対象として設置されたクラスです。この中でも、習熟度によってEa・Ebに分けられています。
I (Interest)英語の学習経験がなかったか、あるいは少なかった生徒を対象として設置されたクラスです。この中でも、習熟度によってIa・Ibに分けられています。
高校
O (Outlook)英語を主要言語とする国、もしくは英語が主要言語であるインターナショナルスクールで長期間学習してきた生徒を対象としていています。四技能において高い英語運用が可能であり、英語で論理的に自分の考えを述べたり書いたりすることが出来る生徒を対象とし、授業はすべて英語を用いて行われます。
Eb (Experience b)海外で生活経験があり、英語に触れる機会があった生徒を対象としたクラスです。また海外での日本人学校や日本の学校に通っていた生徒の中でも、留学プログラム等により英語に触れる機会が多くあった生徒も対象としています。英語の四技能において十分な力を有しており、授業は英語で行われます。
Ea (Experience a)海外で生活経験があるが、英語に触れる機会が少なかった生徒を対象としたクラスです。また海外での日本人学校や日本の学校に通っていた生徒の中でも、留学プログラム等により英語に触れる機会が多くあった生徒も対象としています。英語の四技能において基礎的な力を有している生徒が対象で、授業は英語で行われますが、必要に応じてきめ細かい指導を行います。
I (Interest)一般生徒・帰国生徒に関わらず、英語に触れる機会が限られていた生徒を主な対象としたクラスです。英語の四技能において基礎的な力を持っていて、更にきめ細かい指導とサポートを必要とした生徒を対象としています。授業は生徒の理解の程度に応じて英語で行うことを基本としています。
ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国朝鮮語
各言語、各学年において、経験者クラスと初めて学ぶクラスを設置しています。(中学1年生は経験者クラスのみ)
日本語
海外生活が長いため特に日本語の指導を必要とする生徒に対しては、特別なカリキュラムでサポートします。
