再発防止に向けた取組みについて
- 2026.10.02
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同志社国際高等学校における再発防止に向けた取組みについて
2026年10月2日
学校法人同志社
同志社国際高等学校
2026年3月16日に発生した、学校法人同志社(以下「本法人」といいます。)が設置する同志社国際高等学校(以下「同志社国際高校」といいます。)の研修旅行における転覆事故(以下「本件事故」といいます。)を受け、京都府より受領した同年4月24日付「危機管理マニュアルの見直し等及び校外活動の自粛の要請について」(以下「京都府通知」といいます。)も踏まえ、同志社国際高校において現在、すべての校外活動を自粛しております。
その後、京都府より2026年5月22日付「同志社国際高等学校の研修旅行等について」で、安全管理及び教育活動に関する是正の必要性についてご指摘をいただきました。
このたび、本法人及び同志社国際高校は、安全管理に関する京都府からの指摘事項への対応に加え、2026年7月31日付「特別調査委員会からの調査報告書の受領について」で公表した特別調査委員会の調査報告書で提言された再発防止策等を踏まえ、危機管理マニュアルを改訂するとともに、再発防止計画を策定し、本日、京都府に報告いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、教育活動に関する指摘事項につきましては、2026年8月27日付「教育の中立性及び適切性に関する検討委員会の設置予定について」でお知らせいたしましたとおり、新たに設置を予定している「教育の中立性及び適切性に関する検討委員会」において、検証をおこなって参ります。
本法人及び同志社国際高校は、生徒及び教職員の安全を確保し、本件事故のような事態を二度と起こさないために、再発防止の取組みを徹底してまいります。
記
- 再発防止に向けた取組みについて
①危機管理マニュアルの見直し
文部科学省が示す各種手引・ガイドラインを踏まえ、校外活動時の安全確保に関する項目を全面的に盛り込んだ「同志社国際中学校・高等学校危機管理マニュアル」を作成しました。
マニュアルについては、一般的な事象への対応フローをまとめた「危機管理マニュアル(学校安全対策マニュアル)」に加え、危機管理の位置づけや、事前・発生時・事後における基本的な対応を定めた「危機管理マニュアル(共通編)」を新たに作成しました。
本件事故の原因分析を踏まえ、主に以下の事項を追加・明確化しました。
- 学校所在地と環境条件が異なる場所で活動する場合は、現地の状況や気象情報を事前に十分把握すること。
- 下見に際して、悪天候による活動の変更・中止の判断基準や代替案を検討すること。
- 事前の下見で、様々なリスクや、活動場所付近の施設・設備(AED、医療機関、警察署等)を調査し、活動計画やしおりに反映すること。
- 旅行会社による全行程の手配を原則とし、関係業者の実績や安全管理体制等を確認した上で、学校が主体的に安全管理を行うこと。
- プログラムで想定される危険や災害リスク、緊急時の対応、避難行動等について、生徒への事前指導を徹底すること。
- 研修旅行及び校外活動において、生徒の状況や気象情報を継続的に確認し、旅行会社と引率教員との間で情報共有を行った上で当日の動きを最終確認すること。
- 活動のリスクに応じた引率教員数を確保し、連絡手段、巡視体制、役割分担及び責任者の権限を明確にすること。
- 研修旅行の実施計画について、研修旅行委員会、危機管理委員会及び法人の安全管理室による事前確認を行い、教職員会議の了解を得ること。
- 研修旅行終了後に懸念点や改善点を検証・報告し、その結果を次年度へ確実に引き継ぐこと。
- 下見等の事前確認の結果を踏まえ、生徒及び保護者にプログラムの具体的な内容を説明すること。
- 新たな経路や交通機関を利用する場合は、安全性と想定されるリスクを十分に確認すること。
- 船舶等の乗り物を利用する場合は、法令遵守、点検・整備状況、運営体制、気象による中止判断基準を確認すること。
②すべての校外活動の再点検
見直した危機管理マニュアルに基づき、2025年度に同志社国際中学校・高等学校で実施した校外活動について、安全面から再検証を行い、「校外活動検証結果報告」を作成しました。
検証では、生徒の安全が十分に確保される内容であったかを確認するとともに、不備や改善すべき事項を明らかにし、活動再開に向けた対応を整理しました。また、全教職員が検証作業に参加することにより、安全管理に対する意識の向上を図りました。
③リスク管理体制の再構築
リスク管理本部と危機管理委員会の位置づけ及び役割を明確にし、関係規程を改訂します。あわせて、会議の開催頻度、審議事項、議事録の作成など、両機関の具体的な運営方法を定め、実効性のあるリスク管理体制を構築します。
④危機管理マニュアルの改善と安全管理意識の向上
危機管理マニュアルの実践的な理解と継続的な改善を図る機会を定期的に設けます。また、安全管理に関する研修やワークショップ、管理職と教職員との対話を通じて、事故の予防や発生時の対応について全教職員で検討し、安全管理体制の改善につなげます。
⑤安全管理を自分事として考え、疑問を提起しやすい組織風土の醸成
全教職員が安全管理を自らの責任として考え、危険や疑問を感じた際に率直に共有・相談できる組織風土を醸成します。その基本姿勢を示す「同志社国際中学校・高等学校安全管理宣言」を策定し、学校ホームページ等で公表します。
上記の取組のほか、9月1日付で法人内に安全管理室を設置し、同志社国際高校の統一的な安全基準・マニュアルの策定及び更新状況、校外活動の事前審査・承認のプロセス等の指導を行います。安全管理状況のモニタリング及び是正指示を行うとともに、教職員に必要となる安全管理の知識習得並びにその能力及び資質向上に係る取組状況等を確認する体制を整備しました。
- 校外活動について
教育基本法第14条第2項に抵触するおそれのない文化芸術活動や、地域理解を目的とする施設見学等の校外学習並びに授業の一環として実施する校外フィールドワークについては、安全管理体制の見直し状況を考慮し、安全が確保できると判断した校外活動より順次再開してまいります。
平和学習などをテーマとする様々な見解の提示を要する研修旅行等のプログラムの自粛解除は2027年度以降とし、テーマの変更、もしくは教育の中立性及び適切性に関する検証結果を踏まえた改善策を講じた上で、再開を検討してまいります。
【添付資料:『同志社国際高等学校における再発防止に向けた取組みについて』】
以上

