SSD(高校3年生)新しい視点 ソフトシティ ーDavid Sim およびリサーチブック作業②
- 2023.05.02
- 授業
新しいまちづくりの視点第二弾、今日は書籍から考えます。
● ソフトシティ -David Sim
● リサーチブック修正 前回からの続き
David Sim著『ソフトシティ』(2021年鹿島出版会)
人間の街:公共空間のデザインの著者であるヤン・ゲール理論を実践的に解説した書です。ヤン・ゲールの「人間の街」の理念を実際にどのようにして実現すればよいのかといった内容です。著者のデビット・シムさんは帖佐先生も春休みに会ってインタビューした方でもあります。
ソフトシティのキーワード
ソフトシティとは/街のデザイン/人々の集まる仕掛け/人と人がつながる仕組み
「ソフトシティ」は、著者のデビットさんがまちづくりにおいて大切にされているコンセプトです。ソフトシティの可能性を考えると、生活の質の向上が期待でき、そこには時間やその使い方など、生活の質の向上に人と人の繋がりが最も大切だと書かれています。また、この書籍から、「ソフトシティ」のイメージを膨らませ、どのような都市が魅力的なのか、大きなスケールでのまちづくりだけでなく小さなスケールでのまちづくりについても考えてみましょう。そしてそれぞれが持ったイメージを持ち寄り、リサーチブックの修正に取り掛かりました。新たな視点を大切にしながら、そもそものリサーチブックのテーマを見失わないようにします。生徒たちは、いつも活発に意見交換をしている様子がとても印象的です。