SSD(高校3年生)それぞれの春休みの気付き
- 2024.04.12
- 授業
新学期を迎え、SSSから始まった一連の学びもSSD(Sustainable Society Design)へと進み最終年を迎えました。集大成の論文作成に取り組み、全国高校生フォーラムでのポスター発表、またフィールドワークで学ぶ機会もあります。
【本日の講座の流れ】
・春休みにしたこと、気付きの発表
・SSRから引き続き進捗状況の共有
・教員よりアウトプットの機会(フォーラムやコ
ンテスト等)の紹介
【内容】
春休みにそれぞれの体験を通じて改めて気付いた点について発表しあいました。それまでは何気なく訪れていたはずの場所に、まちづくりの学びを通した視点が加わることでこれほどの多くの気付きがあったことに驚かされます。そこから、聞き手の生徒たちもどんどん話しに加わり話題が広がっていました。
例えば
●就学旅行で訪れた沖縄の空き家問題・住居の形態 ●城崎の公園における利用者の多様化への工夫や配慮 ●沖縄や城崎の街での日本らしさ、地域らしさ ●農業への関心 ●タイでの麻薬の使用合法化に伴う治安の変化 ●銀座や奈良における自転車活用の推進
教員からも
●沖縄での集合住宅の多さと人口密度の関係 ●サンフランシスコでの車上荒らしの多さと地域によって異なるその注意喚起の個性
他にも、治安の悪化の問題に加えて未成年の飲酒や喫煙の問題、大麻の合法化をどう捉えるか、そしてごみ箱の設置の賛否など、体験談を交え、地域による差について活発な意見が交わされました。またこの時期の日本の街並みについて話が弾んだ際には「日本に桜があって良かった」という意見に全員が共感していました。
各自の研究内容については新たな気付きも多く、参考にした文献や資料はその都度、出所も含めてまめにリストアップし整理しておくというアドバイスを受けました。いつでも引き出しから出せるよう、また論文を書く際のスムーズな脚注リストの制作にも役立ちます。