SSD(高校3年生)夏休みの振り返り
- 2024.09.06
- 授業
夏休み明けの今日の講座は、それぞれの取り組みについて休み期間中に取り組んだことなど進捗状況の報告会でした。また、全国高校生フォーラムに向けたポスター制作の基本を皆で確認しました。
● それぞれの夏休みの取り組みや気付き
奈良の自転車道
平城京内の自転車道を廻ってみたところ、実際は地図上より多くの自転車道があることがわかった。もっと詳細を良い方法で示すことができないかと考えた。
豊中の緑化
夏休みを利用して豊中市を歩き、殺風景な場所がまだまだ多いことに気付く。
オースラリアの観光政策
他の地域の観光政策との比較検討を引き続き取り組んでいる。
空き家対策
長期優良住宅対策を調べるうち、作る側に立つ視点もあった方がよいことに気付く。
外国人労働問題
特に外国人労働者の女性の抱える問題に焦点をあて、課題が多いことに気付く。
● 教員の夏休み
松野教諭 ~青森、北海道網走へ~
青森では、現在の十和田市三本木で幕末に荒れ野原だった土地で川(稲生川)を作り、掘削(幻の穴堰)をし、現在の都市構造につながる開拓をすすめた新渡戸傳とその息子十次郎の物語を知ることになりました。2人は五千円札の肖像にもなって
いた国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造の祖父と父にあたる人物です。また、網走では網走刑務所を中心にまちづくりが行われてきた背景などを実際に感じ、まちづくりの1つの例として興味深く滞在をしました。新しい発見など知らなかったことはもちろん、習っていたもおぼろげな記憶にしか留まっていなかったことが、実際に現地に行くとしっかりとした知識となることを体験できたことは本当に良かったです。いろいろな場所にいろいろなまちづくりの歴史があります。
実際にその土地や場所に行くことは、やはり机上で得た知識とは違ったインパクトで記憶に残り、さらに新しい発見があるものです。またこの講座での学びから、どのまちを訪れてもその土地のまちづくりについて関心を持つようになったことも事実です。普通の観光にプラスアルファの視点を持つことができたことは楽しいことでもあります。ぜひ様々な土地、街を訪れてみてください。
● ポスター制作にあたって
今後はそれぞれのテーマについてリサーチをすすめ、エビデンスを集め、論文を仕上げていくこと。そして同時にフォーラムへの参加、発表に向けて、ポスター制作のための資料を集めることにも取り組みました。ポスター制作にあたっては、基本的な知識のレクチャーを受けました。さまざまな例も参考に、どのようなものにするか各自決めていました。
教員が用意した書籍も、論文制作、ポスター制作、発表の際の参考にしています。