SSR(高校2年生)エクスカーション/まちの見方
- 2023.05.02
- 授業
今日は以前に取り組んだエクスカーションで別の方法、分析モード「さくらんぼ分割法」を試してみました。またまちづくりについてのヒントとなる文献の紹介もありました。
● アイディアを出すためのワーク(分析モード)
エクスカーションの実践
● SDGsを深める
SDGs#11住み続けられるまちづくりを(続き)
● 文献の紹介
「風の道と都市気候形成」
分析モードのエクスカーション(新しいICT機器)を用いてアイディアを出し合う
さくらんぼ分割法は、要素に分割していき分解後のパーツを組み合わせて新しい発想を得ようという手法です。
1. 例えば、新しいICT機器について考えると、懐中電灯→懐中/電灯、スマートフォン→高度な処理技術兼ね備えた/コミュニケーション機器に分解するとします。言葉をそのまま区切っても、柔軟に考えてもOK。
2. 表現した2語について、それぞれ属性(≒特徴)を考え2つの属性に分割する。高度な情報処理機器→既存の電子機器の機能を持つ/AIが備わっている
3 . それぞれの属性をさらに2つの属性に分割、これを十分だと思うまで繰り返す。
4 . 分割してできたたくさんの属性から好きなように組み合わせて新しいアイディアを作る。アイディアが湧いてきそうです!
固定化された見方を属性への分解を繰り返すことで解体し、自由な発想を可能にするための環境を作り出すための方法です
『風の道と都市気候形成』成田健一(平成18年日本風工学会誌)
街歩きをするときに、過去の痕跡を気に掛けてみるという話がありましたが、今期は現代的な都市計画に関しての文献を紹介します。これからの街を見る視点が増えると同時に、「風の道」は私たちが直面するヒートアイランド緩和施策として注目されているので生徒たちはとても興味深く学ぶことができました。