SSR(高校2年生)グループ発表のポスターの作成について
- 2025.02.20
- 授業
これから生徒たちはグループでリサーチをして、ポスター発表をする準備にとりかかります。個人レポートのそれぞれのテーマの中から意見を出してテーマを選びますが、ポスターのタイトルになる問い、興味を引くキャッチーな問いを考えていきます。グループワークを通して生徒たちは共に課題を発見し、問題解決の方法について学んでいきます。
【テーマ探し】
生徒と教員がディスカッションをした結果、「公園の変化と活用法」のテーマを取り上げた生徒のリサーチ内容をさらに掘り下げて、「居場所としての公園のポテンシャル」をグループ発表のテーマに選びました。このテーマは、動画で観た「ランドスケープ」や「ヴォイド(空間)」、「居場所」といったテーマと結び付けることもできます。また、「パブリックスペース」、「プレイスメーキング」、「公園づくり」、「シンボル的機能」、「多様性(お年寄り、子供など)」などのキーワードと関連づけることもでき、これまでまちづくりについて学習してきた内容をさらに発展させてリサーチすることができるテーマとなりました。
【課題研究ポスターの作り方】
グループワークの目標として、発表で伝えたいことを伝える、また伝えたいことが伝わるポスター作りに挑戦します。本校や他校の生徒たちが過去に制作発表したポスターを参考にして、ポスター作りのキーポイントを学び、自分たちのポスター作りに活かしていきます。
・重要な情報の配置・・・タイトルや結論など、観覧者の目を引く重要項目を目立つ位置に配置する工夫をする。
・余白の確保・・・各要素の間に適切な余白を設けることで、情報が過密にならず、見やすくなる。
・情報の構成・・・ポスターに掲載する情報(タイトル、研究内容、フォントとカラー、画像やグラフの挿入)は、見る人が一目で理解できるように工夫する。
ポスター発表をする際に重要なのは、限られた時間内で研究内容をしっかりと伝えることです。また研究テーマや重要なメッセージを明確にし、調査などをしてエビデンスを出すことも重要です。これらのことに注意しながら、テーマに沿ったリサーチとポスター作りを実践します。
【ポスター発表に向けて】
ポスターを作るにあたって、論理的な構成を保つことが重要です。
目的:何を目指して研究が行われたのかを明確にする
方法:使用した具体的な手法を示す
結果:得られたデータなどを視覚化し、要点をコンパクトに示す
考察:結果の解釈や今後の可能性について触れる
テーマ:「居場所としての公園のポテンシャル」
はじめに、結論がぶれないよう結論から考えました:
・ 公園を改装してみんなが行きたい場所にする。
・ 地元の人の交流が進むことで公園を活性化させることができる。結果、公園が様々な人の居場所になる。
・ 今ある公園を変えるには、人を巻き込んでやっていかないといけない。呼びかけをして変えていく。
つぎにリサーチの方法について確認しました:
・ 研究に使える資料を収集し、実際に公園を観察して写真を撮ったり、利用状況を調べたり、可能であればインタビューをする。
最後にポスターの構成全般について全員で話し合いました。
今年度の締めくくりとしてより具体性のある研究内容のポスター発表ができることを楽しみにしています。