SSR(高校2年生)まちづくりプレゼンテーション①
- 2022.11.01
- 授業
まちづくりに関する書籍を読み、レポートを書き、グループに分かれてからは意見を交換しながらまちづくりについての提案をまとめ、そしてプレゼンテーションの準備をしてきました。今日から3回の講座に渡り、各グループのプレゼンテーションの発表、発表を聞き、質疑応答、そしてシートに記入します。
●グループ7「まちに愛着と誇りをもてるまちづくりを実現するには」
(読んだ本)
西村佳哲、青木将幸、堀田裕介、中脇健児、鬼本英太郎、藤澤晶子 他著「地域×クリエイティブ×仕事」(学芸出版社)
島村菜津著「スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町」(光文社)
ジグムント・バウマン著「コミュニティ 安全と自由の戦場」(筑摩書房)
(内容)
社会の課題:社会の個人化とまちの均質化
2つのまちづくりの事例:イタリアと淡路島
2つの共通点
参考にした書籍の共通点と相違点
(提案)
まちづくりにおいても多様性と個性を重要視すべき
まちに対して愛着や誇りは自分たちで自分たちのまちを考えることのできるコ
ミュニティを創造し、地域と関わっていくことで自然と育つ
●グループ1「『誇りの空洞化』は貧しさの原因なのか」
(読んだ本)
平井太郎、松尾浩一郎、山口恵子著「地域・都市の社会学:実感から問いを深める理論と方法 」(有斐閣)
山崎満広著「ポートランド -世界で一番住みたい街をつくる」(学芸出版社)
島村菜津著「スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町」(光文社)
(内容)
誇りの空洞化とは
貧しいとは
参考にした書籍の相似点
誇りの空洞化が及ぼす社会への影響
(提案)今後の日本(過疎地域と都会のどちらも)は誇りを取り戻すことで改善・更新を図るべき
●グループ5「街づくり、何が大切か a proposal」
(読んだ本)
武田 尚子、文 貞實著「温泉リゾート・スタディーズ」(青弓社)
山崎満広著「ポートランド -世界で一番住みたい街をつくる」(学芸出版社)
ヴァンソン藤井由実、宇都宮浄人著「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りが少ないのか」(学芸出版社)
(内容)
街づくりに何が大切か
各書籍の内容と3つの共通するポイント
(市民を大切に・情報の見える化/自然と景観/政策)
(提案)
市民を大切に行政の情報の見える化図る
自然を取り入れて災害に強い、環境問題に配慮した街に
政策で公共交通機関の充実や雇用形態などの見直し
●グループ4「歩いて暮らせるまちづくり」
(読んだ本)
ヴァンソン藤井由実、宇都宮浄人著「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りが少ないのか」(学芸出版社)
島村菜津著「スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町」(光文社)
村上敦著「フライブルクのまちづくり」(学芸出版社)
(内容)
地方都市の問題点
なぜ「歩いて暮らせる街」がいいのか
解決策(中小規模企業の活性化/交通政策)
(提案)
モータリゼーション普及前の「道」は一番身近な交流の場所であった
街の仕組みをつくるのは行政の役割だが、市民1人1人が街や移動のあり方を考え行動してはじめて実現可能
●質疑応答から
・市民の意識が変わることがよいまちづくりへの大きな後押しに。その方法は??
・女性がいきいきと働く地域では、経済困窮や少子化といった問題解決につながっている。
・ヨーロッパやポートランドにみられるモータリゼーションは、歩いて楽しいという文化が薄い日本では根付くか?
・歩く楽しみという一方で、環境問題や、高齢化が見過ごせない社会状況では車中心の社会を見直す必要性に迫られている。
・差し迫った問題と、まちの課題を整理し、地域に合った個性ある解決策を考える必要性がると気付く。