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SSR(高校2年生)まちづくりプレゼンテーション②

  • 2022.11.15
  • 授業

まちづくりに関する書籍を読み、レポートを書き、グループに分かれてからは意見を交換しながらまちづくりについての提案をまとめ、そしてプレゼンテーションの準備をしてきました。今日は各グループのプレゼンテーションの続き、2日目です。

 

●グループ9「市民と行政の協力したまち作り『てとてとプロジェクト』」

(読んだ本)

ヴァンソン藤井由実、宇都宮浄人著「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りが少ないのか」(学芸出版社)

西村佳哲、青木将幸、堀田裕介、中脇健児、鬼本英太郎、藤澤晶子 他著「地域×クリエイティブ×仕事」(学芸出版社)

山崎満広著「ポートランド -世界で一番住みたい街をつくる」(学芸出版社)

(内容)

行政主体の例 フランス

住民主体の例 日本 淡路島

行政と住民が協力した例 ポートランド

日本の現状


(提案)

「てとてと商店街プロジェクト」

店を出したいという気持ちがあればチャレンジできる環境、支援制度をつくり、荒れた商店街の再開発を行う

住民と行政が手を取り合って街づくりを行なうことが最も大切


●グループ8「日本の公共交通機関の在り方~コミュニケーションが積極的に取れる社会」

(読んだ本)

西村佳哲、青木将幸、堀田裕介、中脇健児、鬼本英太郎、藤澤晶子 他著「地

域×クリエイティブ×仕事」(学芸出版社)

中村文彦著「余韻都市 ニューローカルと公共交通」(鹿島出版会 )

中島健祐著「デンマークのスマートシティ」(学芸出版社)

(内容)

公共交通機関の普及による問題点として

・市民の幸福、都市の格差問題

・エネルギー、社会問題

・人びとの交流の薄れ


(提案)よりよい街にするためすべての交通機関を電気化し、規模縮小する


●グループ2「市民ファーストのまちづくり」

(読んだ本)

中島健祐著「デンマークのスマートシティ」(学芸出版社)

山崎満広著「ポートランド -世界で一番住みたい街をつくる」(学芸出版社)

ヴァンソン藤井由実、宇都宮浄人著「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りが少ないのか」(学芸出版社)

(内容)

本から3つの地域のまちづくり比較

共通:市民参加型、公共交通政策の優先

相違:デジタル面から市民の幸福をつくる

文化的な面から市民の幸福をつくる


(提案)

行政側は市民のことを考えてまちづくりを(市民が話し合える場作り)

まちづくりで大切なことは地域の人の幸福を一番に考えること


●グループ6「国民性がまちづくりにどのような影響を与えるのか」

(読んだ本)

山崎満広著「ポートランド -世界で一番住みたい街をつくる」(学芸出版社)

小川さやか「その日暮らしの人類学:もう一つの資本主義経済」(光文社新書)

木村純子、陣内秀信著「イタリアのテリトーリオ戦略:甦る都市と農村の交流」(白桃書房)

(内容)

それぞれの国民性とまちづくり

文化/地域の繋がり/まちのあり方


(提案)

まちに住んで住民の意識が変わる⇔住んでいる人々がまちに影響を与える

まちを発展させていくには、そのまちに住む人々の特性を理解することが大切


●質疑応答から

・よいまちや政策は、住民が主体、住民の意見を取り入れる市民参画型であることが大事。

・大きいまちを作ること=正解ではない!

・騒音問題や環境負荷を減らすために全ての交通機関を電気にした場合、電力ダウンしたときの対策はあるのか?

・「てとてと商店街プロジェクト」というネーミングも併せて提案したグループは、プレゼンの過程においても行政が主体の例、住民が主体の例、行政と住民が協力した例と、理路整然と解説し、最後の提案も説得力を感じた。

・まちづくりは、そのまちの歴史や背景など現在に至るまでの経緯を知ることも必要。