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SSR(高校2年生)アイディアを出すためのワーク/エクスカーション

  • 2022.04.19
  • 授業

前回の講座での課題は、エクスカーションの手法を使いそれぞれが考えた新しい文房具やその発想のプロセスを共有し、グループで話し合いを進めることでした。今日は、話し合いを進め、最も優れていると思われるアイディアを見つけたいと思います。

 

【work2 アイディアを出すためのワーク②】

●グループでアイディアを共有、話し合い

●アイディアに至るまでのエクスカーションを再検討し、ブラッシュアップ(前回学んだエクスカーションの手法を用いて発想されたもの)

●グループごとに話し合い最も優れていると考えたアイディアとその元となったカテゴリーのホワイトボードへの書き出し

●グループごとにアイディア、採用の理由を詳しくプレゼンテーション


グループ1

カテゴリー:魚

海も川も二刀流

⇒紙とタブレットへの両方に対応するタッチペン



グループ2

カテゴリー:魚(トビウオ)

泳ぎ方から点線、いろいろな幅

⇒点線が引ける定規、熱くならない素材



グループ3

カテゴリー:趣味

カメラ(虹)、虹(波)、海外旅行(飛行機、言語)、ヨット(風)

⇒4機能(365日カラー、筆圧移らない、左右の行間違う、

めくれにくい)ノート



グループ4

カテゴリー:音楽+食べ物

       Chill(落着き、まったり、自由)、Honey Tea(色の多様性)

ソフトでしっかりと押せるスタンプ



グループ5

カテゴリー:鳥

フクロウ(夜行性、首が回る)

暗い場所でも見える文字、反転して他人と共有可能なペン



グループ6

カテゴリー:国

アメリカ(強い)、イタリア(体温計発祥)、ドイツ(東西)、

フランス(原子力発電)、日本(刀)

多機能ペン(体温計機能など)暗い場所で見える文字、反転して共有可能なペン


各グループが、思い思いのカテゴリーを考え、そのカテゴリーに当てはまる項目を自由に発想することで、思いがけないアイディアを生み出すことができました。問題解決のためには様々な手法が用いられます。大きく分けると推論を積み重ねるやり方そして発想を展開させるやり方になりますが、今回はその後者、発想モードで問題解決に挑戦しています。自由な発想、ひらめきを加速させる感覚を感じてもらいたいと考えました。ただし、思い付きでアイディアを出し合っても問題解決にはつながりません。カテゴリーごとにリストアップしてアイディアを出していくといったように、ある一定のルールの元で、発想を展開させることが大切です。

 

【work2 アイディアを出すためのワーク③】

練習したエクスカーションの手法を用いて新しいテーマの問題解決をしたいと思います。

 

●テーマ「誰もが暮らしやすい街にする」

説明を受けたコペンハーゲンの例のような新しいアイディアを発想し、実行することはできるでしょうか。話し合いではとても活発に意見が飛び交っていました。問題解決の手法にまだ慣れない生徒たちは、独創的なカテゴリーを思い付いてもそこから発想を広げることに苦労している様子でした。そのアイディアが必要とされるものか、需要はあるのか、それに加えて自分たちがやってみたいと思うことができる内容なのかも大切なポイントです。

この取り組みは引き続き課題として、Google Classroomに提出することになりました。