SSR(高校2年生) リサーチスキル基礎 第2回 参考資料や注の付け方
- 2021.04.27
- 授業
先週はレポートの書くうえでの基礎知識を学びました。レポートは知識を基に十分に考察し、論理的に説明する必要がありました。今日は、その知識をどこから得たか、また自分の考察は何から裏付けられるのかを示し納得してもらうための「注」について、こういったレポート作成上の重要なルールでもあるポイントを学びます。
- 注(Quotation)とは
(1)そもそも「注」ってなんだ?
本文中で述べた説明や主張を補足し、それぞれがどのような資料的裏付け(根拠、エビデンス)を使っているのかを示して、自分の主張の根拠固めをするもの。
・否定するにも肯定するにも根拠が必要。
・どこからが自分の主張、どこからが引用(参考)か明らかにする必要。
・わかりにくい部分、言葉には補足説明が有効。
(2)注の種類・使い方
・引用部や補足が多いのであれば、注が必要な頁の下部に注をつける。→脚注(foothnote)
・各頁の注を最終頁にまとめて記載する。→後注(endnote)
・横書きの場合、文章が終わったところで、(1)や*1など文章の右肩につける。また図や表を示す場合は、該当する文末に(図1)(表1)とつける。
「・・・・・・・・・・・・・(1)」。 「」内の引用全体にかかるとき
・・・・・・・・・・・・・(2) 文全体にかかるとき
・・・・・・・・(3)・・・・・・・・ 直前の語句にかかるとき
また、生徒たちが選んだ課題図書も手元に届き、次はいよいよ読み進めていきます。先週学んだ文章を要約するときの実践からポイントを思い出し、各自読んだ箇所までをワークシートにまとめていました。