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SSS(高校1年生) 私たちのWorld Wide Learning構想 「街づくり」をテーマに

  • 2021.04.10
  • 授業

新高校1年生をホールに迎え、第一回目のSSS(Sustainable Society Study)講座を開講しました。本校では、2015年より5年間にわたり文部科学省のSGH(Super Global High School)指定校としてGUS(Global Understanding Skills)講座「持続可能な社会を担うグローバル人材育成プログラム~環境先進国に学び世界に提言~」で様々な学びを展開してきました。そして昨年度からはWWL(World Wide Learning)コンソーシアム構築支援事業の拠点校となり、プログラムのテーマをこれまでにSGHで取り組んできた「環境問題」から発展させ、環境に配慮した理想の街の探求をテーマに「街づくり」としました。まずこの1年で皆さんにお願いしたいのは、皆さんが住んでいる街、学校のある街に対して「シビックプライドCivic Pride」を持って欲しいということです。またそうなるために、街について未来のあるべき姿を考えて欲しいということがあります。未来を考える指標として「SDGs」を用い、「SDGs」の視点をもって街のあるべき姿を考えていきたいと思います。

 

●担当する教員

専門の違う多様なバックグラウンドの教員による多様な観点からのチームティーチングによる講座ということも大きな特長の1つです。主に担当するクラス、そして教員からの「ひとこと」を紹介します。

A組 帖佐香織 教諭(社会科)

「台北、パリにも住んだ経験があります。人によって住みたい街は様々、この講座を楽しみにしています!」

B組 朴元婀怜 教諭(宗教科)

「私にとっても初めての学びです。東京の高田馬場に長く住んだので詳しいです。様々な視点から皆の意見を聞きながら考えていきたいと思っています。」

C組 福田なな子 教諭(数学科) -この日はお休みでした-

D組 松野翔太 教諭(情報科)

「東京をはじめ都市部での生活を長く経験しています。その経験も授業に活かしていけたらと思います。」

E組 山田Sean Thomas教諭(英語科)

「ドイツ、トルコ、韓国にも住んだ経験があります。多様な仲間、多様な価値観、多様な言語で、inclusiveに、globalに、将来の問題解決のヒントを探しましょう!楽しみましょう!」

F組 西田喜久夫 教諭(国語科)

「京都生まれ、京都育ち、京都暮らしです。京都の特殊性も参考に、皆で一緒に考えていきたいと思っています。」

●●SSS(Sustainable Society Study)では何を学ぶ?

この授業は3年間(2年SS Research、3年SS Designでは選択制)を通じてのプログラムとなります。特に高1全体が必修のSSSでは、3年間の統一テーマである「街づくり」をテーマに持続可能な社会を目指す先進的事例について学びます。その中で、今後の学びのベースとなる基礎知識の習得に加え、リサーチやディスカッション、レポート作成、プレゼンといったアカデミックスキルズを身に付けます。

【SSSの目指すもの・・・基礎的な力】

1 Basic report writing skills

2 Basic research skills

3 Project collaboration and group work

4 Presentation techniques and methods

●●●本日の課題

1 Google Classroomに参加する。

2 自己紹介をする。

3 「シビックプライド」はどういうことか調べましょう。

・どういう意味か

・なぜ今、「シビックプライド」を唱える自治体が増えているのか

4 「SDGs」の正式名称を英語と日本語で正確に書きましょう。

 

この講座は、グローバル化が進行する世界において、世界的に解決すべき問題に向き合い、自分たちの問題として「街づくり」についての考察を通じて、グローバル・イシューに対する問題意識を持ち、それに対して1人1人が能動的に働きかけることのできる実践力を兼ね備えたグローバル・リーダーになることを目指します。他の授業とはまた違った、目標に向かって、それぞれの多様な体験や経験から思う存分意見を交わし、協力する、国際高校ならではの学びの時間にしていきましょう。

 

ホールに全員が集まっての授業の形態も初めての生徒たち。この講座では、こうして全員でホールにて、各教室に分かれてのグループワーク等、そして学校の外に出て校外学習など、様々な授業形態を予定しています。

それぞれの場で、それぞれが果たせる役割を思う存分発揮してどんどん前向きにクラスに参加して欲しいと思います。