SSS(高校1年生)京田辺市への政策提案
- 2023.01.28
- 授業
今日は、いよいよ京田辺市への提案をグループに分かれて考えていきます。各クラスで取り組む課題ごとにグループ分け、グループ内で政策案をシェアします。
●行政手法の考え方
【政策】課題解決のための手段のことをいい、特に公共的課題を解決するために立案される政策を公共政策という。
【公共政策の階層性】政策(Policy)施策(Program)事業(Project)
【公共政策】「目的」と「手段」で構成され、手段のことを行政手段という。
行政手段;規制的手段「~禁止」「~には許可が必要」など
非規制的手段;税金や利用料の徴収、補助金を出すなど経済的手法
どのタイプのものを提案してもよいが、効果や実現のしやすさなども考慮しながら、何より自分たちが「こういう政策が実施されれば嬉しい」と思うような取り組みを自由に考えてみましょう。行政も住民の意見を取り入れようという方向性にあり、社会全体的トレンドといえる。
●まちの課題と政策案
それぞれが考えた課題3つとは...グループでシェアして最終的に1つに絞ります。
グループは、この問題意識が同じようなメンバーで構成されるようにしています。
グループ分け
1景観・空間・公共施設
2災害・防災
3少子高齢化・健康
4つながり(人のつながり)
5つながり
6安全
7キャセロール
8話し合い中
課題をシェアしたのちは、課題策を話し合ってみよう。その際、以前取り組んだ評価項目を使って、取り組みやすさや費用、生活の向上など比較検討も忘れずに。京田辺市のような地方の都市は大阪市などの大都市と違い、税収が低いことから財政面も厳しい。安心安全な道路環境から、観幹線道路に歩道橋を渡すという提案も聞かれましたが、こちらも負担の大きいことは持続可能性という観点からは疑問。費用を調べるなどみんなで考えていきましょう。
●グループで政策案をまとめ発表準備をする
発表資料となるスライドには、京田辺市のどの課題に対しての解決案か、解決策の提案とその理由、解決策の詳細、期待される効果といった順で、わかりやすくまとめることが大切です。またその政策案について、取り組んできた評価項目できちんと評価をし、費用対効果もきちんと説明できると良いです。着眼点はよくても、コスト・時間の点を考慮してください。
●役割分担と取り組み
生徒たちはグループ内で役割分担をして、早速作業を進めていました。自分の担当分を終わらせることも大事ですが、それぞれの資料がグループ全体でみてきちんと統一感を持たせることも意識します。この日は、役割分担の内容(パワーポイント、発表者などの担当)、政策の内容(根拠・目的・手段・効果など)をまとめたものを提出します。
教員から以下の2点について意識をするように付け加えてアドバイスがありました。
①その政策案の根拠となる課題は、果たして多くの人が問題視していることなのか
②参考にするサイトはどの程度信ぴょう性のあるものなのか(資料にも出元をきちんと表示すること)
今後のSSSスケジュール
2月4日 クラス内でプレゼンテーション
パワーポイントなどを作成し、なるべく具体的かつ詳細な計画を伝える。
2月18日 各クラス代表による再セクプレゼンテーションコンテスト
2月25日 まとめ
★皆さんの考えた政策案を実際に京田辺市に提案することを目指しています!