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SSS(高校1年生) 夏休みの課題発表と準備

  • 2021.06.26
  • 授業

緊急事態宣言が明け、まだ隣の席の人との会話を控えるなどのルールはありますが、生徒たちは久々のホールでの全体講座に嬉しそうな表情を見せていました。今日は、期末テストが終われば待っている夏休み、夏休み中の課題と、そしてその準備のためでもあり、以前のプレゼンテーションの際の基礎知識の続編となる講座です。

 

●夏休みの課題

テーマ:自分が住んでいる/住んだことのある街を紹介するスライド作成

その街を、街の基本情報だけにとどまらず、スライドを見た人が、行ってみたい、住んでみたい、と思えるような魅力の伝わるものを工夫して作成してみましょう!

【ポイント】

  • civic prideを意識すること
  • 単に素晴らしいではなく、信憑性の高いデータ等でしっかり裏付けをする

 

●スライドの作成にあたって

山田ショーン教諭より、以前のプレゼンテーションの基礎でも学んだ、ルーブリックの補足説明を伺います。山田教諭は、このSSSのクラスが多様性のある講座であること、英語でなくても他の言語であってももちろんいいのですが、英語科の教師として英語で説明します。どうせ私はわからないと思う人がいるかも知れません、しかしそうではなくこれも自然だと受け止めて耳を傾けて欲しいと願っています。質問は時間外でも受け付けています。

【ルーブリックについて】

Rubric is a guideline for a list of criteria helping you to better understand the assignment.

  • It’s fair! Who work hard and spend a lot of time for your summer homework, of course get a higher glade.
  • Five levels: Content/Slide Creation Pictures, Clip Art Background/Readability of the Slides Organization/Mechanics/Effectiveness
  • Any languages! There are many teachers you can ask. Make sure to check the meaning of the word you use.
  • Your own word! Don’t just copy sentences on the website.
  • Make it effective! Some of the cities you might be introducing your classmate might cause someone want to research about it or even visit the city next time.

評価する側もこのガイドラインに沿って評価をしています。つまり、スライドを作成する際に、このガイドラインは何をどうするべきかという指標にもなっています。なんとなく取り組むのではなく、ガイドラインに沿ってどのレベルまで達するか、5つのレベルがあるのでセルフチェックとして活用してください。

 

●課題のスライドのサンプルの紹介と改善例

情報科の松野教諭より、事前にいくつかのスライドの紹介と改善点についてレクチャーを受けます。改善点は帖佐教諭、山田教諭も加わり、それぞれにアドバイスを付け加えていきます。SSSを担当する教員が事前に思い思いに作成したスライドは、それぞれに全く違った個性、デザイン性を持っています。アドバイスを参考に、ぜひ個性光る街の魅力がいっぱい伝わるスライドを作成して欲しいと思います。

 

【メルボルン】

シンプルにまとまっている

(改善点)

・街ランキングを示しているのは良いが、その出典元や理由があればさらに良い

 

【パリ】

全体的におしゃれな感じ、地図も見やすい

(改善点)

・文字の情報が多く、分類・整列すると良い

・余白、また中心線を意識すると良い

・大きさの目安は誰にもわかりやすい指標を

 

【東京都新宿区】

色の工夫やクリップアートでポスターのよう、洗練された都会的なイメージが伝わる

(改善点)

・治安悪い/外国人多いなど表記の順番で誤解を招く可能性もあるので注意

・良い部分のアピールがさらにあると良い

 

【アメリカ ミネソタ セントポール】

全体的にアートのようで素敵

説明しきれない情報はURLの活用で補足していて親切

(改善点)

・写真が背景だと文字がみづらいので配置やバックグランドの工夫があれば良い

 

 

【京都市】

古都のイメージが伝わる背景、写真の入れ方

情報が整理されている

(改善点)

・左の人口構成の出典元があると良い

・写真の解説があるとより魅力が伝わる

 

 

【東京都豊島区】

情報がきちんと整理され、色の使い分けと地図で見やすい

(改善点)

・情報量が多く、整然としているので魅力としては伝わりにくい

・写真も活用して魅力を伝えられると良い

 

 

 

 

●夏休みに取り組めそうなコンテストの紹介

SDGsについて学んできましたが、時間のある夏休みにも応募することができるコンテストをいくつか紹介します。紹介したものに限らず、チャレンジしてみたい人はぜひ調べてみてください!

○IPAひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール

https://www.ipa.go.jp/security/event/hyogo/

情報モラル・セキュリティの大切さをテーマにした「標語」「ポスター」「4コマ漫画」作品と、本コンクールを活用して情報モラル・情報セキュリティ教育に取り組んだ学校を対象とする「活動事例」、小学生を対象にした「書写(硬筆)」を募集

募集期間:2021年6月1日(火)~ 2021年9月17日(金)

○Adobe SDGsクリエイティブアイディアコンテスト 2021 《GIGAスクールデバイス活用》

https://www.adobe-education.com/sdgs-creative-idea-contests/

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、小中高校生からSDGs達成に向けた解決アイデアを募集

応募期間:2021年7月1日(木)~9月30日(木)

○SDGs探究AWARDS 2021

http://sdgs-awards.umedai.jp/

世界の国や地域におけるSDGs達成のために、私たちができる、または実施しているアクションについて ※日本など身近な問題への取り組みも含みます

応募期間:2021年冬(詳細は夏頃公開予定)

○第3回SDGs Creative Award

https://www.sdgs.world/outline

サステナブルな未来のカタチ=「SDGs:持続可能な開発目標」の実現にむけて、世界が抱えている課題や、地域での協働アクションをあらゆる方法で表現した動画作品を募集

応募期間:2021年6月14日(月)~9月26日(日)

 

講座で学んださまざまな課題についてもアンテナを張り、情報を集め、自分の意見を持ち、有意義な夏休みを過ごしてください。